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このブログについて

2030/01/01 Tue 00:00

音楽家の先生方や音楽愛好家の皆様にとって、防音室(音楽練習室、ピアノレッスン室、オーディオルームなど)のある家は、
ぜひとも実現したい素晴らしい夢ではないでしょうか。
私が主宰する 遠藤真・安田倫子設計室 は、その夢をかなえるために力を尽くす、建築設計事務所です。

このブログは、その設計事務所のサイトを補完するつもりで始めたのですが、だんだん仕事とは関係ない、趣味のことや日々の雑感的なことも書くようになって、現在に至っています。
そのため、話があっちこっちに飛んでいますが、どうかお許しください。

住宅設計や防音室についての“真面目な”?話をお読みになりたい方は、
設計事務所のサイト(左の文字をクリックすると、そのサイトが開きます)へお越し下さい。
どうぞよろしくお願いいたします。


音楽空間のある住まいをつくる設計事務所・・・
遠藤 真 ・ 安田倫子 設計室

相談室 : 神戸市中央区楠町5丁目4-16 ワコーレ大倉山フラッツ1階
TEL/FAX : 078-611-0469    携帯 : 090-3946-5450
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私は、自分が参加しているアンサンブルの録音の中から、良い(というか、まあまあ)の演奏のものを選んで YouTube にアップしているのですが、それの視聴回数がトータルで2500を超えました。

まあ、アマチュアアンサンブルとしては、多いような少ないような。
全部で20曲アップしているので、平均では1曲につき125回の視聴があったことになります。
また、最初のアップロードが今年の3月なので、1日で10回くらいアクセスしてもらっていることになります。

一番多いのは、リコーダー3本で演奏している Mattheson という作曲家の Sonata g minor Op.1 Nr.3 という曲で、現時点で287回の視聴となっています。
地味な作曲家の地味な曲だと思うのですが、なぜこれが一番人気なのか不明。
リコーダーアンサンブルというのは人気があるのかな?
あるいは地味な曲なので、他にアップしている人が少なのかも。

まあそんな状況です。
でも、地球上のいろんな国で、聴いてくれている人がいるのかなと思うと、なんとなく嬉しくなります。

インターネットで
https://www.youtube.com/channel/UCAAvvj3o__27uwC1nG4zIPA
にアクセスしてお聴きいただけますので、ぜひ聴いてみてください。
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アンサンブル活動 近況

2017/10/27 Fri 10:45

このブログ、1年間もほったらかしにしていました。
アンサンブル会は、その間、25回もやりました。つまり1ヶ月に2回のペース。
これくらいが限度なんです。これ以上になると、練習が追っつかない。

その中から、まあまあいいかなという演奏はyoutubeにアップしています。
インターネットで
https://www.youtube.com/channel/UCAAvvj3o__27uwC1nG4zIPA
にアクセスしてお聴きいただけますので、ぜひ聴いてみてください。
音楽 | コメント(0) | トラックバック(0)
今年24回目のアンサンブル会を行いました。(仕事でクライアントと打ち合わせする回数より多い?)
アンサンブル会といっても、演奏会ではありません。仲間で集まって合奏するだけ。しかし、それが気楽で自由で、めっぽう楽しい。
バロック音楽って(中でも室内楽は)本来そういうものだと思っていて、他人に聴かせるためでなく、自分たちが楽しむためだけにするというのが、私の一つの信念なのです。(たまに頼まれて、人前で弾くこともありますが。)

昨日弾いた曲は下記のとおり。

Vivaldi : Concerto RV535 (原曲は2本のオーボエの協奏曲ですが、2本のフラウト・トラヴェルソとリコーダー合奏と通奏低音用に編曲したもの)
Schickhardt : Concerto Ⅴ (4本のリコーダーと通奏低音)
Handel : Sonata F-dur Op.1-11 (リコーダーと通奏低音)
Veracini : Sonata Seconda (リコーダーと通奏低音)
Vivaldi : Sonata F-dur RV52 (リコーダーと通奏低音)
Carr : Division upon an Italian Ground (リコーダーと通奏低音)

私は、すべてヴィオラ・ダ・ガンバで通奏低音を弾きました。

昨日は9人集まりましたが、私以外は皆女性。
女性のバロック音楽ファンって、けっこう多いんです。そして上手い!どんどん上達される。こちらは年のせいで、だんだん指が回らなくなっているのに。
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SW(スーパーウォール)工法という、木造在来工法のヴァリエーション的な工法があって、昨日、それを扱っている工務店が来て、説明をしてくれた。
この工法の主眼は、耐震性の強さと、断熱・気密性の良好さにあるようだが、同時に遮音性の良さもあわせ持っているようだ。
パンフレットを見ると、「80デシベルの騒音も50デシベルまで減衰することができます」と書いてある。ということは、30デシベルの遮音性があるということになる。
通常の木造住宅は15~20デシベルくらいなので、30デシベルというと鉄筋コンクリート構造に匹敵する数値である。
もしこれが本当だとすると(パンフレットにウソは書かないだろうが)、防音室作りの強い味方になる。
もうすこし研究してみようと思う。
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今日から「私の好きなCD」というシリーズをスタートさせます。

私は、音楽を趣味としていますが、そのメインはバロック音楽のアンサンブルで、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾くことです。
でもCDで、いろいろな時代の、いろいろなジャンルの音楽を聴くことも大好きです。
私がそうやって音楽に親しむようになってから、もう50年近く経ってしまったのですが、(もう私の歳がわかってしまいますね)、今でも時折棚から取り出して聴いて、相変わらず大いに感動している、私のとってのエバーグリーンのCDを、少しずつご紹介していきたいと思います。

なにぶん昔の演奏が殆どで、若い皆さんにとっては、ちょっとずれてるかもしれませんが、ご容赦を。
ではその記念すべき第1回目、

-------------------------

ラフマニノフ : ピアノ協奏曲 第2番 

アルトゥール・ルビンシュタイン(P)、フリッツ・ライナー指揮:シカゴ交響楽団  


rachmani-pc2.jpg

私は大学生の時、学生オーケストラでチェロを弾いていたのですが、その時の先輩の一人にラフマニノフのこの曲が大嫌いな人がいました。その甘くセンチメンタルなメロディーを聴くと、寒いぼが出て、耐えられないということなのです。
うーん、なんとなくわからないでもない気もしますが・・・。

さて、この演奏は、その先輩のような人に、ぜひ聞いてもらいたい演奏。
その特徴は、なんといってもライナーの指揮。
ピアノの序奏を受けた最初のオーケストラの入りから、甘さや、なよなよとしたセンチメンタリズムを否定するかのような毅然とした表現。(といっても、ぶっきらぼうではありません。十分にロマンティック。いうなれば男のロマン。)
終楽章のコーダも豪快で、私はそのコワモテぶりにしびれてしまいました。

またルビンシュタインも、このライナー相手に一歩も引かず、自らの信ずるところの演奏スタイルで対抗していてくのですが、それが結果として素晴らしい名演を繰り広げることになっています。
ラフマニノフの2番って、こんなに男らしい感動的な曲なんだと、再認識させられます。

録音されたのは1956年ということなのですが、ステレオ録音で、音質も十分いいです。


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昨日(2016/10/20)のブログの中で、「私が、心理カウンセラーの心屋仁之助氏のいうところの“後者”であるからなのかな。」 と書いたのですが、読んだ方から「“後者”って何?」という質問のメールをいただきました。

それについては、youtube で下記にアクセスして見て(聴いて)ください。
https://www.youtube.com/watch?v=yFChWprUAFM
https://www.youtube.com/watch?v=DThlQhplSQ8

要するに、人の性格のタイプ分けなんですが、私は友人と雑談していて教えてもらって、見た(聴いた)ところ、たいへん面白くて、それから心屋氏の著書を何冊か読みました。
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ペン趣味の現状

2016/10/20 Thu 09:49

私は筆記用具を集めることを趣味の一つとしていて、それにつていは 2013/10/22 と 2013/11/12 に、すこし書いたのですが、そのころは関心はもっぱら万年筆にありました。万年筆こそ筆記用具の王者、チャンピオン、あんたが大将、と思っていました。

ところが今は、その関心はボールペンに移っています。
そのきっかけは、ペン字コンサルタントの阿久津直記氏の「練習しないで、字がうまくなる!」という、おいしい題の本の影響なのですが、その中で、きれいな字を書くには、顔料ゲルインキボールペンを推しているんです。
それまで、ボールペンなんて、安物・大衆的・俗物・二流・・・という気があって、あまり関心がなかったのですが、その本を読んで、ゼブラのサラサグリップという顔料ゲルインキボールペンをスーパーで100円くらいで買って書いてみたところ、あまりの良い書き味に感動してしまって、すっかり打ちのめされてしまいました。(大げさですが)

それがきっかけでボールペンにはまってしまって、安いのは80円から、高いのはドイツ製の6000円のまで、いろいろ買いました。
それで今に至っているのですが、いろいろ試した中で、私的に一番書きやすくて持ちやすくて、それにデザインもいいと思っているのは、三菱のシグノRT1というボールペンです。150円也。
今では、手紙も日記も、請求書も、もっぱらこれで書いていて、万年筆は全然使わなくなってしまいました。

ただ、たまにちょっと晴れやかな場で、大事な文書にサインするときなど、150円のボールペンではやっぱりちょっと・・・、という気もするので、そういう時の専用として、もうすこし高級感のあるものも何本か買って持っています。その中で一番気に入っているのは、シェーファー(米国製)の100シリーズのボールペン、その次は、パーカー(英国製)のIMシリーズのボールペン。
値段はシェーファーが3000円、パーカーが1500円。まあたいしたことないのですけど、デザイン的に気に入っています。

そもそも私は万年筆の時もそうだったんですけど、モンブランやペリカンなどという高級ブランド品を買うのがいやで、パイロットの中級クラスのものを愛用していましたし、ボールペンでもモンブランを初めとする高級ブランド品に手を出すのが、なにかいやなのです。(それは私が、心理カウンセラーの心屋仁之助氏のいうところの“後者”であるからなのかな。関係ないか。)

ただし、シェーファーもパーカーも、本来はどちらも油性インク入りのボールペンで、書き味は顔料ゲルインキよりも明らかに劣ります。それで、リフィルアダプターという、インキの芯を換装できるアダプター(950円もする)を買って、ゼブラの顔料ゲルインキの替芯(172円)を入れて使っています。(但し、日本の油性インキボールペンは、顔料ゲルインキに匹敵するくらい書き味の良いものもあります。)

まあ、ペン趣味の現状は、そんなところで、それにしても金のかからない趣味で、うれしいやら情けないやらという感じです。

IMG_4941a.jpg
左から、三菱シグノRT1、シェーファー100、パーカーIM
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少食・その後

2016/10/19 Wed 10:53

少食を始めたのは6月3日で、そのときは74kg。
前回、このブログに書いたのは8月25日で、そのときは68kg。
すなわち、84日で6kg減ったので、1日平均約70グラム減った計算になる。

このままのペースで行けば、今(10月19日)では64kgくらいになっているはずだったのだけど、どっこいそうはいかなかった。
だんだん減るペースが落ちてきて、現在67kg。前回のブログの時から1kgしか減ってない!
ほとんど横這い状態。
うーん、このあたりが限界なのか。

しかし当初はウエスト88センチのズボンがキツ目だったのだが、今は85センチのが楽々着れるようになった。
体全体もスリムになって、なんとなく顔も小さくなった気がするし。
ただし、もともと顔が大きいので、体と顔の相対的バランスは、今の方が顔が大きいか?
まあ目的は健康だから、いいけど。
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少食

2016/08/25 Thu 19:42

すこし思うところがあって、3ヶ月ほど前から少食の実践を行っています。量だけでなく、内容的にも、かなり変えました。
その結果、74kgあった体重が、現在は68kgになって、以前より、かなりスリムになっています。
何ヶ月ぶりかであった人は、私を見て「アレ?」っと思われるようですが、殆どの人が何もおっしゃいません。
もしかして、私が病気にでも罹っているではないかと思って、そのことを訊かないようにしておられるのではないでしょうか。
でも病気ではなく、意図的な少食の結果ですので、どうぞご心配なく。

ちなみに、本を一冊ご紹介します。
ルイジ・コルナロ著(中倉玄喜 訳)「無病法 極少食の威力」

cornaro


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有意の騒音 と 無意の騒音

2016/03/17 Thu 20:24

皆さんは、音に、有意の音と無意の音という区別があるのをご存知でしょうか。
有意の音というのは、例えば話し声とか、音楽の音などのように“意味”を持っている音のことをいいます。それに対して、無意の音というのは、風の音や交通の走行音などのように、特別の“意味”を持たない、単なる音のことです。

そして、防音ということについて考えるとき、この有意の音、無為の音という概念は、たいへん重要な意味を持ちます。それはなぜかというと、有意の音というのは無意の音にくらべて、小音量であっても耳につくからです。

たとえば地下鉄に乗っている時のことを考えてみましょう。地下鉄の車両内にはかなりの騒音があります。しかし、そんな中でも多くの人は、それほど苦には感じていません。なかには眠っている人もいるくらいです。ところが、隣に座っている人が、イヤホンで音楽を聴き始めたとしましょう。そしてその音がイヤホンから漏れてきた場合、それは地下鉄の走行音などとは比べ物にならないくらい小さい音であるにもかかわらず、耳に付いて、たいへん居心地の悪い思いをしたことのある方は多いのではないでしょうか。
それは地下鉄の走行音が無意の音であるのに対して、イヤホンから漏れてくる音は有意の音であるからです。

そして私たちか作る防音室は、音楽を演奏することを目的とするのですから、有意の音を取り扱うことになります。そこが同じ防音でも、交通騒音などに対する防音とは、かなり違った考え方をしなければならないところです。
無意の騒音ならば、ある一定の防音性能を持たせて、計測値をあるレベル以下にすれば、それで解決する場合が多いのですが、音楽のための防音室は、外へ漏れ出す音が、いくら計測値としては小さても有意の音であると、やはり耳に付いてしまいます。ですので、メロディーやリズムが判別しにくくなるような音にまで遮音性能を高めて、無意の音として感じられるようにする必要があるのです。

音楽のための防音室を作るにあたっては、このことをよく認識しておかなければなりません。
でも、このことをよく知らない(有意の音と無為の音という区別もご存知ではない)防音屋さんが多いのも事実です。よく、防音工事を行ったあとで騒音計というものを取り出して音を測り、ほら30デシベルも音が小さくなりましたよ、などと言って、それで事足れりとしている防音屋さんが多いのですが、騒音計は有意の音と無意の音を判別することはできません。
音楽のための防音室は、単に計測値が小さくなったことだけでなく、有意な音を、無意な音と感じられるレベルにまで小さくすることができたかどうかが、かんじんなのです。それをよく認識しておくことが、満足できる防音室を作るために、とても大切なことなのです。
住宅設計全般 | コメント(0) | トラックバック(0)
私が世話役をしているアマチュアのバロックアンサンブル「神戸ホルボーンアンサンブル」で、ヴァイオリンで参加してくださる方を探しています。

1ヶ月に1回くらい集まって、仲間でアンサンブルを楽しんでいます。(アマチュアに徹しており、お客さんに聴きに来ていただくような、プロの真似ごとのようなことは一切行いません。)

発足当時は、リコーダーのアンサンブルだったのですが、その後、チェンバロを弾ける人、ヴィオラ・ダ・ガンバを弾ける人、フラウト・トラヴェルソを吹ける人などが参加するようになり、バロックの室内楽をバロックピッチ(a=415)で楽しむようになりました。
でもどうしても木管楽器中心になっていますので、ヴァイオリンを弾ける人に、ぜひとも参加していただきたいと思っています。

上記のように仲間内で楽しむ会ですので、どうぞお気軽にご参加いただきたいと思います。
よろしくお願いいたします。

音楽 | コメント(0) | トラックバック(0)
(2015年12月10日 記載)

神戸市で、本格的なオーディオルームの工事が進行中です。
木造2階建ての新築住宅(全体設計も当設計室で行いました)の一室が、高度な遮音性と室内音響を持った、オーディオリスニングルームになっています。
広さは、28㎡(約17畳の大きさ)、天井の高さは最低部でも3m、最後部は4.1mあります。

工事中の写真をお目にかけます。

オーディオルーム工事中2

外部(近隣)に対して、高い遮音性を実現するために、建築本体の壁の内側に空気層を空けて防音壁を建て二重壁としますが、この写真は、その防音壁の工事を行っているところです。壁体内に吸音材を施工しています。

オーディオルーム工事中1

上の写真より、もうすこし工程が進んだところです。
壁面には、吸音性パネルと反射性パネルを交互に張って、部屋全体の音響特性を調整しています。
天井も二重天井になっており、吸音天井パネルの施工が完了しています。
写真の右端にある開口部は、リビングルームからの出入り口で、高さは2mです。それと比較すると、天井が高いことがわかると思います。
なおこのオーディオ室の床は、リビングなどの一般室の床よりも30センチ低くしています。こうすることによって、高い天井高を確保しているのです。
また天井は全体を傾斜させて、特定の周波数の音が共鳴するのを防いでいますが、ご覧のように、梁などが室内に露出していません。梁などが室内を貫通すると、音響を乱したり、遮音上の弱点になるので、それらが内部に出ないように、建物本体の構造設計をおこなっているのです。

このようなことは、建物全体の基本設計から防音室の工事まで、当設計室でトータルで行うことによって、可能となります。一般のハウスメーカーや、単なる防音業者では、多分できないと思います。

--------------------------

(追伸・2016年1月26日 記載)

この建物は、すでに完成しました。
完成写真ができ次第、このブログにアップロードする予定です。

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はじめて私どもの設計室にご相談のお電話やメールをいただいた方から、よくご質問があるのが、「遠藤安田設計室の作る防音室は、他の防音工事会社のものと、どのような違いがあるのか」ということです。

一口で言いますと、「音楽室には4つの重要な要素があり、それを総合的に満たすような部屋を作る」ということです。

その4つの要素とは
・遮音性能
・室内音響
・室内環境
・室内デザイン
です。

それぞれにつきまして、簡略に要点を述べて見たいと思います。

(1)遮音性能
防音室を作りたいと思われるお客様が、まず要望されるのが、近隣の住居や、住宅内の他室などに対する、十分な遮音性能です。これにつきましては、私どもの設計室に限らず、普通の防音工事会社でも十分なノーハウを有していると思います。
(ただし、一般の工務店やハウスメーカーなどは、遮音の基礎知識さえ殆ど理解しておらず、ただ壁に吸音材を詰め込んだり遮音シートを貼ったりすれば、それで防音ができると考えているところがあります。そのようなところに依頼すると、十分な遮音性能をもたない防音室?ができてしまうことになりますので、ご注意ください。)

(2)室内音響
上記のように、遮音性能は普通の防音工事会社でも大丈夫なのですが、その部屋(音楽練習室、ピアノレッスン室、オーディオリスニングルームなど)の室内音響のことになると、怪しくなってくる防音会社があります。
実際、私どもの設計室へのご相談の中にも、「防音室を作って近隣への音は小さくなったのだけど、その部屋で弾く楽器の音がたいへん悪くなってしまって悩んでいる」というケースがたくさんあります。
これは、その防音工事会社が、音楽や楽器のことについて、どれくらいの知識とセンスを持っているかということに関係します。
防音室は、音楽を楽しむための部屋なのですから、室内音響特性は、きわめて重要な要素ですから、そこでどのような楽器が演奏され、どのような曲が演奏され、そしてクライアント(お客様)はどのような音楽を好んでおられるのかということを理解して、それを実現する能力が必ず必要です。
しかし防音工事会社の中で、その能力を有しているところは、必ずしも多くないのが現状なのです。
(防音工事会社の中には、交通騒音対策を本業としているところも多く、そのようなところは音楽に対する知識や理解力は皆無の場合があります)

(3)室内環境
ここまで書いてきました遮音性能や室内音響は重要な要素ですが、音楽室の良さは、それだけで決まるわけではありません。その部屋が快適であるかどうかは、音楽活動をしたり音楽を楽しむための大切な要素です。特に防音した部屋は、密閉度が高くなりますので、空調・換気などに対する配慮は重要です。

(4)室内デザイン
部屋のデザインは、音とは関係がないと思っておられる方がいらっしゃるかもしれませんが、ほんとうにそうでしょうか。
確かにサウンドレベルメーター(騒音計)などの機械で計測した値は、デザインとは関係がないかもしれません。
しかし音楽を楽しむ時に、その部屋のデザインは、私たちの感受性に大きな影響を持っているのではないでしょうか。
美しい部屋で奏でられる音楽は、必ず美しい印象と余韻を心にもたらすと思います。
室内デザインにおいては、壁のクロスや窓のカーテンなどのファブリック、家具、それと照明デザインなどが重要な要素であることは言うまでもありませんが、私どもは、これまでの経験から、天井の高さというものが、音楽を楽しむ人に与える心理的影響というものを重視しています。
天井が高いことは、開放感や余裕、大らかさといったものを感じさせてくれます。(逆に低い天井は、閉塞感や窮屈わと感じさせられます。)
ですので私どもは、音楽室を作るときは、可能な限り天井を高くするようにしています。このことは、(2)の室内音響の点でも、たいへん良い効果をもたらします。見た目だけでなく音自体も、開放感と大らかさを持ったものになります。
ところが普通の防音工事会社が作る防音室の中には、天井がきわめて低いものが少なくありません。天井に手が届いてしまうようなものや、ヴァイオリンを弾くと弓が天井に当たりそうになってしまうようなものまであります。
防音室は、二重床や二重天井にする場合が多いので、どうしても天井が低くなってしまう傾向はあるのですが、それは設計段階のいろいろな工夫によって解決することが可能です。
ただし、そのためには防音室(音楽室)を設計し施工する者が、防音のことだけでなく、建築物の全体構造について正しい知識を有していることが必要です。しかし防音工事会社の中には、その能力のないところも多く、何の工夫も無く、天井の低い部屋を作ってしまっているケースがたいへん多いのは残念なことです。

さて、私どもの設計室は、以上述べました(1)から(4)までの要素を、しっかりと配慮し、それらを総合的に満たす、良質の音楽室(防音室)をつくっております。
それができるのは、私どもの設計室のスタッフが、単なる防音工事屋ではなく、音楽と建築の両方の専門家によって構成されているからです。

遠藤 真・・・主に設計を担当・・・一級建築士、音楽愛好家(演奏と鑑賞)
三宅久夫・・・主に施工を担当・・・二級建築士、ピアノ調律師(楽器について知悉)
安田倫子・・・主にデザインを担当・・・インテリアコーディネーター

ホームページもご覧下さい。よろしくお願い申し上げます。
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段ボール防音室の遮音性能

2014/10/23 Thu 14:44

段ボール製の防音室というものが売られているのをご存知でしょうか。
いくつかの会社から似た仕様のものが売り出されているようですが、たとえば「だんぼっち」などという製品が代表的なもののようです。http://www.danbocchi.com/ で見ることができます。

ところで先日それらのうちの一つのサイトを見ていましたら、その段ボール防音室の内部での音量が90dB(デシベル)だったものが、その外側(防音室から1メートル離れたところ)で測ったら60dBになっており、すなわち30dBも音が小さくなりました、ということが書いてありました。
これだけ見ると、その段ボール防音室の遮音性能(透過損失)が、30dBあるように受け取れます。
30dBの遮音性能というと、どれくらいかというと、ヤマハのアビテックスの普及タイプの遮音性能が30dBなんです。
つまり段ボール防音室は、アビテックスと同程度の遮音性能がある!・・・ということになるんでしょうか?
(ちなみにアビテックスの値段は、最小の0.8畳のものでも約50万円しますが、それと同程度の大きさの段ボール防音室の値段は約8万円。)

問題は、段ボール防音室の音量の測定方法にあります。
まず室内での音量が90dBだったということですが、音源は何でしょう。そしてその音源からどれくらいの距離のところに騒音計を置いて測ったのでしょう。
仮に音源が防犯ベルとか目覚まし時計のようなものだったとして、その音源から10センチのところに騒音計を置いて測ったとしましょう。その測定値が90dBであることは、十分ありえることですので、これについては何も問題はありません。
問題は防音室の外で測った時のことです。1メートル離れて測ったということですので、音源(防犯ベルとか目覚まし時計)がその防音室の中央くらいに置かれていたとすると、音源と騒音計との距離は約1.6メートルくらいと思います。

ところで音というものは、当然のことですが、音源に近いところでは大きく聞こえ、そこから離れるにしたがって小さく聞こえます。数値としては、音源との距離が2倍になると、6dB下がります。
すなわち音源から10センチのところでの測定値が90dBだったとすると、20センチのところでは90-6=84dBになるのです。距離が2倍になると6dB下がるのですから、音源からの距離が40センチになると、20センチの時にくらべて更に6dB下がって、84-6=78dBになります。
同様に、音源から80センチのところでは72dB、160センチのところでは66dBになります。

これはどういうことかというと、防音室のようなものに入れなくても、単に音源から離れていくだけで、1.6m離れれば測定値は66dBになるのです。
上記段ボール防音室の場合は、音源から1.6mの位置で測定値が60dBだったのですから、段ボール防音室の遮音性能は66-60=6dBにすぎない、ということになります。

このように音源との距離が大きくなれば測定値は小さくなっていくのですから(これを距離減衰と言います)、音源と測定位置との関係を無視して数値を比較しても、全く意味がありません。

まあ上記の段ボール防音室のことなどは、子供だましのようなことなのですが、建築工事として防音室を作る防音工事業者の中にも、完成後に騒音計で測定してみせるところがあります。
その場合も、例えば音楽室の中でピアノなどの音源に近いところで音量を測定した後、外に出て(つまり音源であるピアノから離れて)音量を測定して、ほらこんなに小さくなりましたと言われても、それはその防音室の遮音性能(透過損失)を表しているわけではないということに注意しておく必要があります。
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音楽活動 近況

2014/10/11 Sat 20:11

しばらく音楽についての記事を書いていませんでしたが、仲間とのアンサンブルはずっと続けています。と言ってもアマチュアの楽しみですので、大したことはしていませんが。

私が一番熱心に練習しているのは、ヴィオラ・ダ・ガンバです。この楽器で、バロックアンサンブルで低音のパートを弾くのが、何よりの楽しみです。

もともと私は、大学時代には大学オケでチェロを弾いていたのですが、その頃から大編成の交響楽よりも小編成のアンサンブルが好きで、同時にバロック音楽にも興味があり、自己流でリコーダーも練習していました。

大学を卒業してからは、しばらく音楽から遠ざかっていた時もありますが、今から10年くらい前に、再びリコーダーを手に取るようになって、近くで行われていたリコーダーを吹く会に参加し始めました。
そのうち、自分でもインターネットを通じて仲間を集めて、アンサンブルをするようになりました。

そうして人数が段々増えてきたとき、誰言うともなく、リコーダーだけのアンサンブルだけでなく他の楽器も加えてバロックの室内楽もやってみたいなあということになって、それならとヴィオラ・ダ・ガンバの練習を始めました。
これは昔、チェロを練習したことがあることが、たいへん役に立ちました。
またリコーダー仲間に鍵盤楽器が弾ける人がいましたので、その人に電子キーボードをチェンバロ音にして通奏低音を弾いてもらって、リコーダーとキーボード、ヴィオラ・ダ・ガンバでアンサンブルをするようになりました。(最近のキーボードは、けっこう性能が良くて、チェンバロ音による演奏は、十分その雰囲気が出るんです)

そうしてやってみると、これがめっぽう楽しくて、どなたも「こんな体験はじめて」「吹いていてゾクゾクした」と感激してくださいます。
そして、仲間同士での誘いや口コミで更にメンバーが増えていって、今では5グループ、20人くらいになっています。(バロックの室内楽は、3人から5人くらいの編成が適しているので、5つのグループに分かれていますが、相互の行き来もあります)
いずれのグループでも、私がヴィオラ・ダ・ガンバで参加しますので、けっこう忙しいです。

最近では、リコーダーだけでなく横笛のフラウト・トラヴェルソを吹く人も増えてきました。また、バロックオーボエやトレブルガンバ(小型で高音のヴィオラ・ダ・ガンバ)を弾ける人も加わって、レパートリーも増えてきました。
なお楽器のピッチはa=415のバロックピッチとしています。

もしこのブログをお読みになって、リコーダーなどの愛好家の方で、一度チェンバロ(キーボード)とヴィオラ・ダ・ガンバによる通奏低音と一緒に、バロック曲を吹いてみたいなという方がおられましたら、ぜひご連絡ください。
a=415のリコーダーをお持ちでない方には、お貸しいたします。
腕前は不問です。バロック曲の中には、易しくても美しくて、初心者でも吹ける曲がたくさんあります。
見学のみのご参加でも歓迎です。

練習場所は、神戸市中央区です。(ご参加をご希望の方には、詳しい場所と日時をお知らせいたします。)
endo@me-arch.jp 遠藤までご連絡ください。
携帯電話でもかまいません。090-3946-5450 です。
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一般的に防音室の工事費は、かなり高額と言われています。そして、たしかに高額です。
例えば、ヤマハ・アビテックスのホームページには、見積りシミュレーションというのがありますが、6畳タイプ(実際の面積は5.2畳)の自由設計防音室で、夜11時頃までクランドピアノを弾くという想定で入力しますと、出てきた金額は、344万円!
いやあ、高いですよね。しかも、お金は高いのに天井の高さは2.19mしかない。(普通の部屋よりずっと低い)

当設計室の作るオリジナル設計の防音室は、同等の遮音性能で、しかも天井の高さが2.50mのものが、その半額でできるのですが、それでも170万円くらいになります。
比較すると安いですが、それでももっと安くすることはできないでしょうか。

防音室を単体で考えると、それくらいが限度なのですが、そうではなく、防音室を含む建物全体として考えていくと、話は変わってきます。
防音室を建物全体の中の、どの場所に配置するのか、音を伝わらせたくない寝室や子供室などとの位置関係をどうするか、近隣住居との位置関係や距離をどうするか、窓などの開口部をどのように配置するか、あるいは半地下にしたり構造上の工夫をしたりすることはできないか、このような設計上の配慮と工夫によって、防音室本体の工事費をかなり減額することができるからです。

そのためには、建物全体の設計の当初段階(全体の間取りを考える基本設計の段階)から、防音のことを念頭に置いた設計をしていくことが必要です。
そうすることによって、更なる減額ができるようになります。
上記の例では、100万円程度で、良好な遮音性能を持った防音室をつくることも可能になります。

ポイントは、住宅設計と防音室設計を別々に考えるのではなく、両者をしっかりとリンクさせて考え、設計を行っていくことです。
ところが、残念ながら現実としては、それが行われていることが、たいへん少ないのです。
それはなぜかというと、住宅の全体設計をする者は防音についての知識や経験が少なく、一方、防音室を作る者は建物の全体設計に対する知識に欠けているからです。
そのため、両者がしっかりとリンクして設計をまとめ上げていくことができないのです。
それを音楽の例で言うと、作曲家が演奏技術のことを知らず、演奏者は楽譜が読めないようなものです。そんな作曲家と演奏者のコンビで、まともな音楽ができるはずがありません。
ところが残念なことに、防音室をもつ住宅づくりにおいては、そのような状況がたいへん多く見られるのです。

それに対して、当設計室は、住宅全体の設計と防音の設計を、完全にリンクさせた設計が可能です。
なぜならば、全体設計を行う建築家は一級建築士であるとともにアマチュア音楽家として音楽や音響についての知識と経験があり、一方防音の設計と工事を担当する音響技術者は、音や楽器についての知識は言うまでもなく、二級建築士の資格を持ち、建物の設計や施工についての知識をも有しているからです。
さらに、住宅各部のインテリアデザインや、キッチンなどの設備関係については、インテリアコーディネーターが、そのセンスを活かした、きめ細かいコーディネートを行います。

このように、建築家、音響担当者、コーディネーターの3者が一体となって、防音室のある家作りを行えるのは、全国広しといえども、たいへん少ないのではないかと思います。

防音室を作りたいけれど、費用の点で二の足を踏まれてる音楽家の先生方や、音楽愛好家の皆様は、ぜひ一度ご相談ください。
きっとご希望を実現できると思います。

音楽室

当設計室で設計・施工した音楽室の例。写真では分かりませんが、敷地の傾斜を利用した半地下構造となっており、遮音工事費を低減しています。正面の壁には、ウィリアム・モリスのデザインした壁紙を用いています。天井は2.55mの高さがあります。

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広島市で発生した土砂災害は、多くの建物が一瞬のうちに崩壊し押し流され、死者70名を越える大惨事となった。

(1)特別警戒区域がむしろ安全?

新聞報道によると、今回の被災地は、「土砂災害危険箇所」ではあったが、その多くが「土砂災害警戒区域」や「土砂災害特別警戒区域」には指定されていなかったという。

このような記事を読むと、「特別警戒区域」が大変危険な所で、「警戒区域」が割と危険な所で、「危険箇所」は少し危険な所という感じを持たれる方が多いのではないかと思う。
すなわち「特別警戒区域」は危険度大、「警戒区域」は危険度中、「危険箇所」は危険度小、というランク付けである。

しかし実はそれは間違っている。
これらの公表や指定の経緯を見ると、先ず「危険箇所」が公表され、それを受けて、「警戒区域」や「特別警戒区域」が指定されていったのだが、その指定作業は十分には進んでいない。
「警戒区域」に指定されれば、自治体主導で区域内住民に対する危険周知や避難態勢の整備が行われる。
また「特別警戒区域」に指定されれば、それらに加えて宅地造成や住宅建設について一定の安全性を確保するよう、実際の設計上、築造上の規制が行われる。

つまり「危険箇所」の内、「警戒区域」や「特別警戒区域」に指定された所は、それなりに有効性のある防災対策が行われるのであるが、これらに指定されていないところは、全く無防備なままなのである。
調査がなされた上で、危険が少ないから「警戒区域」などに指定しなくてもよいと判断されたのでは決してない。
ただ、指定が色々な事情で(中には資産価値が下がる恐れがあるという理由で、住民自身が指定を拒否する、すなわち防災対策を拒否するということも多いと聞く)、まだ行われていないにすぎない。

したがってそのような現状を考慮すると、住むにあたっては、建物や土地造成の実際的な安全上の規制が行われている「特別警戒区域」が一番危険度が少なく、危険の周知や避難態勢の整備などが行われている「警戒区域」が次に危険度が少なく、何も行われていない単なる「危険箇所」が一番危険であるということになる。

もし皆さんが、分譲土地や住宅を購入しようとお考えなら、その点を理解した上で、よく調べてみる必要がある。
まず「土砂危険箇所」でないかどうか。(各自治体に問い合わせればすぐわかる。)
もしそうであったら、「警戒区域」や「特別警戒区域」に指定されてるかどうか。
指定されていれば、その規制などにしっかり準拠した築造が行われているかどうか。
そして「危険箇所」であるにもかかわらず、「警戒区域」や「特別警戒区域」に指定されておらず、何の対策も施されていない場所の土地や建物であるならば、それが最も危険であると思った方がよい。
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私の設計室が、音楽室(防音室)の設計と工事を手がけるようになって数年がたちました。
ホームページやブログを見た方からの、いろいろなご相談を受けて、実際の仕事として防音室の工事をさせていただくのは大変うれしいのですけれど、私の設計室のことを防音工事専門業者と思われている方が、けっこうおられるのが、実はちょっと残念なのです。

私の設計室は、元々、住宅全体の設計を本来の業務としてきて、多くの実績を残しています。
その業務の中で、いわば付帯業務として始めたのが、防音室づくりです。

ところが私どものように、建物の総合的な設計を行うことができる一級建築士であり、同時に音響的な設計にも通じていて、かつ音楽や楽器についての知識もある設計士がたいへん少ない(というか殆どいない)ので、防音室作りの方がクローズアップされてしまったようです。
(私自身がその点をセールスポイントにしたのも事実ですけど)

そのために、ご相談にこられるお客さんの中には、家全体の設計は、別の設計事務所やハウスメーカーに依頼しなければならないと思っておられる方がおられて、防音工事だけを私どもに依頼される場合があります。
もちろん、すでに出来上がっている建物において防音室をつくる場合は、それでいいのですけれど、これから一から新築をする建物においても、そうしようとされるかたが多いのです。(というより、そうすべきものだと思われている)

それは違うんです!
私の設計室は“家全体を設計する”のが本来の業務なんです!
そして私どもが防音室を手がける理由は、当初から防音室を建物全体のどこに配置するかを考え、近隣住戸との位置関係を検討し、さらに自らの家の他室(寝室や子供室)との位置関係も十分に考慮していくという基本設計が、とても大事なことだからです。

さらに音楽室の音響を良好なものにするためには、その形状、特に天井の高さが大切な要素であり、それを十分に確保するためには、建物全体の基本構造を当初から考慮して設計しておかなければならないからです。
(他でも書きましたが、その点をおろそかにして防音室をつくってしまって、その音響の悪さや、部屋としての居住性の悪さにがっかりされて、私どもにご相談に来られるかたが、本当に多いんです)

そのためには、家全体の設計と防音室の設計の両方が、しっかりとリンクして行われなければなりません。
それは単なる設計事務所(建築士)ではできませんし、単なる防音工事屋さんでもできません。
それができることが、私の設計室の強みなんです。
そこのところをご理解いただいて、防音室を作る際は、ぜひとも私どもに家全体の基本設計からタッチさせていただきたいと思っています。
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北海道で音楽練習室の施工依頼があり、先日完成しました。

インターネットで私の設計室のホームページをご覧になった方からお電話があり、半年ほど前にご自宅を地元の工務店の工事で新築されて、その中に音楽練習のための約10畳の大きさの防音室を作られたのだけど(奥さんはピアノを、ご主人は金管楽器を演奏される)、その部屋の音が悪くて、なんとかならないだろうかというご相談でした。
その後にいただいたお手紙の一部を記します。(一部、音と関係のない部分を略していますが、ほぼ原文どおりです)

「このたび一番希望していることは、防音室内でピアノや金管楽器を演奏する時に快適な音響を得たいということです。現在の防音室は、吸音材の壁で覆われているために響きが全く無く、心地よい楽器の響きが感じられません。ピアノの音は、演奏者に音が返ってこないので、ペダリングを多用してしまうなどの問題がおこっています。金管楽器を吹くと、向きによっては弱音器をつけたような変な音に聞こえます。計画段階から専門の方に相談すべきであったと後悔しております。
もう一つ希望していることは、深夜でも音が出せるようにしたいということです。現在、子供の部屋などのある2階に、1階よりもはっきりと音が聞こえる状況で困っています。」

そんな状況で、何かよい解決策はないかと、いろいろインターネットで調べておられたところ、私どもの設計室のページに行き当たられたそうです。そして、そこに書いてあることを読まれて、これだ、依頼するのはここしかないと感じられて、連絡をされてきたそうです。

お手紙に書かれている内容は、まさに、音楽や楽器の響きのことを知らない業者がやった防音室の、典型的なケースです。
ですから私どもとしては、このようなご不満を解決することは、工事的には全然問題なくできますし、言うなれば朝飯前のことなのですが、場所を聞いてビビりました。
北海道、しかもかなり北の方だったのです。

私どもは事務所が神戸にあるので、仕事も京阪神が多く、実は一番遠いところでも名古屋までしかやったことがなかったのです。
それでともかく音響工事担当のM氏と相談したのですが、彼いわく、既存住宅内の防音室の音響を改善するということなら、できますよということだったので、引き受けることにしました。

施主さんとは、できるだけ電話やメールで相談し、図面や写真を送ってもらって具体的な工法を決め、見積書も提出しご承認を得た上で、担当のM氏が、現地に赴くことになりまました。
しかし工事をするためには、工具やある程度の資材は持っていかなければなりませんから、飛行機で一っ飛びというわけにはいかず、車で神戸から舞鶴まで本州を横断し、そこからフェリーに乗って20時間波に揺られて小樽に到着。そこから目的地まで再び車で350キロを走破という、まるまる2昼夜をかけた行程となりました。

M氏は現場近くに宿をとって、そこから7日間、現場に通いつめて、工事を完成させました。

なかなかハードな工程ではありましたが、結果は、施主さんにたいへんご満足をいただき、喜んでいただいて、次のようなメールをいただくことができました。

「この度は本当にありがとうございました。響きはとてもいい感じになりましたし、工事もとても丁寧にしていただいて大変感謝しております。
ピアノもお陰様で音が響くので、軽いタッチで弾けるようになりましたし、金管楽器も実力以上に音が良くなった錯覚?で気持ち良く吹いています。また、工事前は家中に響いていた音もかなり抑えられ、家族で気兼ねなく音楽室を使うことができるようになりました。
本当にありがとうございました。」

とても嬉しいメールで、お引き受けしてよかったと思いました。
ただ、私として惜しむらくは、この音楽室は天井高が2.15mしかなく、本当はもっと高くしたかったのですが、それだけは元の構造体がそういう造りになっていたので、どうしようもありませんでした。
少なくとも2.4mあれば、もっと伸びやかな音にすることができて、響きの改善と相まって、さらに豊かで気持ちの良い音響にすることができたのにと残念です。
でもそれは、新築の設計段階から、それを考慮して構造体の設計をしておかなければならないので、仕方がありませんでした。

ともあれ、そんなわけで、今回の経験によって、日本国内ならどこでも対応できるという自信がつきました。
北海道に比べると、これまで最遠だった名古屋なんて、なんと近いところでしょう。
ですので、ご遠方であっても音のことで悩んでいる方がおられましたら、どうぞいつでもご相談のお電話かメールをください。しっかりと対応させていただきます。
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最近、ちょっとショックなことがありました。
ある音楽家の方と話をしていたとき、その方が別の音楽家から「防音室なんてだめよ、そんなの作るとかえって音が悪くなるから」と言われたというのです。
防音室を作る仕事をしている者としては、ちょっとショックなんですが、わからないでもありません。実際、そんなケースが多いのです。

私の設計室では、本当は「防音室」を作るのではなく、「音楽室」をつくることを目的として仕事をしています。“音楽を”、いつでも気兼ねなく、“良い音”で思う存分に楽しめることが目標です。
ですから「防音」(正確に言えば「遮音」)というのは、そのための一手段にすぎません。遮音をすると同時に、その部屋の音響についても、常に考えて「音楽室」作りをしています。

でも、世の中には、音楽のことや楽器のことが全くわかっていないのに防音工事を仕事にしている、レベルの低い工事屋が無数にあって、そんなことろは、ともかく音を止めればいいんだろ、遮音すればいいんだろ、という感覚で、室内音響がどうなるかなどということなど殆ど考えずに工事しますから、始めに書いたような、防音室を作ったら、かえって音が悪くなったということが、あっちこっちで数多く発生しているんです。

本当に嘆かわしいことですが、日本においてはそれが現実。
どうか、音楽家の皆様は、間違ってもそのような所に工事を依頼しないように、気をつけてください。
もう一度言いますが、「防音室」を作るのではありません、「音楽室」を作るんです。
「音楽室」を作れる人に依頼しないといけません。
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前回、"外に対する防音だけでなく、内に対する防音もしっかりと行う"ということを書いたのですが(その記事はこちら)それとともに私どもへの相談で多いのが「部屋を防音したら、今までよりも音が悪くなった」という相談なのです。

普通の部屋を、防音工事を行うことによって、きちんとした音楽室にしようとしたのに、よもやそれによって、かえって音が悪くなることがあるとは、皆さんは思ってもみないかもしれません。でも遮音はよくなって近所に対する音漏れは少なくなったけれど、ピアノの音がカスカスした音で全然響かなくなってしまったというケースは、かなり多いのです。

その原因は、たいていの場合、不適切な吸音材の使用なのですが、それ以前の問題として、そもそも防音業者の中には、音楽についての知識や素養が全くない者が、たいへん多いということがあります。そのような業者は、音が外に漏れないようするという遮音のことは考えていても、音楽室内部における「楽音(がくおん)」について全く念頭にない人がほとんどです。

皆さんは、防音工事をする業者ならば、ある程度の音楽的素養は持っているだろうと思っているかもしれませんが、実は防音工事を行っている業者の中には、道路からの交通騒音や、飛行場の近くの騒音を防ぐという工事から入った人が多く、そのような人は音楽についての知識や感性が全くない場合が少なくありません。実際、クラシックのコンサートへ一度も行ったことがなかったり、グランドピアノの音を間近で聴いたこともないようなオッチャンが、音楽レッスン室の工事を行っているというのが、ほとんどなのです。

そのような業者は、音楽的な良い音、良い響きというものがどのようなものなのか全くわかっていませんから、ただ遮音をすることだけしか頭になく、そのために室内の壁や天井にやたらに吸音材を使用して、楽器の音を殺してしまうということを平気でしてしまうのです。

そもそも音楽室を作る目的は、そこで良い音や良い響きを楽しむためであって、遮音対策もそのための有効な手段の一つですが、それと同じくらいか、あるいはそれ以上に大切なのが室内音場(音質や響き)の調整です。しかし、そのことが全くできない(というよりそのことが念頭にない)防音工事屋が本当に多いのが、この業界の現状なのです。

ですから皆さんが"音楽室のための"防音工事を依頼するならば、必ず「音楽を分かっている人」に依頼しなければなりません。そうでなければ、失望的な結果になります。どうかその点に、くれぐれも気をつけていただきたいと思います。
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はじめて防音室をつくることになって、私どもの設計室に相談に来られたお客様は、たいてい次のようにおっしゃいます。

「夜や休日にピアノを弾いても、お隣やご近所に迷惑がかからないようにしたいんです。だから外に音が漏れないようにしっかり作ってほしいんです。え?家の中の他の部屋についてですか。それは少しぐらい聞こえてもいいんです。家族なんですから。」

ところが、すでに他の工事会社で作った防音室を持っておられて、それに不満があって相談に来られたお客様は、たいてい次のようにおっしゃいます。

「家の中の他の部屋に音が伝わらないようにしてほしいんです。私がピアノを弾くと、主人がうるさがります。息子は受験勉強に身が入らないといいます。え?隣近所ですか。それは今のままでいいんです。特に苦情もありませんし。」

そうなんです。本当に注意しなければならないのは、家の中の部屋どうしの遮音なんです。しかもそれがなかなか難しいのです。
近所の家に対する防音については、両者(両家)はそれぞれの外壁という比較的厚くしっかりした壁で向き合っています。しかも両者は互いに距離があります。そして構造的にはつながっていません。別々です。

ところが一つの家の部屋どうしは、間仕切壁という、比較的薄くシンプルな作りの壁で仕切られているにすぎません。天井裏などはそのような仕切りもなく、つうつうです。そして部屋どうしは互いに接しており、構造的にも一体です。

どう考えても、隣近所への遮音よりも、家の中の部屋どうしの遮音のほうが、格段に難しいのです。

だからお客様が、近隣への遮音はしっかりしてほしいけど、家の中の部屋どうしはそこそこでいい、とおっしゃっても、決してそれを真に受けてはいけません。
それを真に受けて、部屋どうしの遮音をおろそかにすると、必ず後で問題になります。

ところが防音工事の(特に音楽室についての)経験の少ない設計士や工事業者は、そのことに思い至らず、また工事費を安くあげるために、部屋どうしの遮音をおろそかにしてしまうことがたいへん多いのです。

ですから皆さんが防音室をお造りになるときは、設計士や工事業者に対して、近隣に対してだけでなく、家の中の部屋どうしの遮音もしっかり行ってほしいことを、きちんと告げるようにしてください。
でないと、せっかく防音室をつくったのに、やっぱり気兼ねしながらピアノを弾かなければならないといいうことに、なってしまいます。

(もっとも、それ以前に、近隣に対しても十分な遮音ができないような設計士や工事業者が日本には多い、というより殆どなので、そのことの方が問題なのですが・・・)



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インターネットに、次のような質問と回答のやりとりが掲載されていました。

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【質問】 Rさん ( 大阪府 / 女性 / 39歳 )

ピアノ室の防音について

ピアノ部屋防音についてお伺いさせて頂きます。

・設置場所は木造1階
・15〜16帖のフローリング
・はき出し窓1つ、小窓2つ&入口1つ(予定)
・グランドピアノYAMAHA C2
・広く使いたいためピアノ以外は設置しない

新築を予定していまして、1階にピアノ教室を作りたいと思っています。
ピアノだけでなくグループレッスンも希望。

そこで工務店に防音をお願いしたところ、床も含めて壁全面に鉛のシートを入れ、窓はペアガラス、扉は分厚い防音用のもの。とのお返事を頂きました。

私としては防音と遮音、さらに音響のことを考えたいのですが、工務店としては「カラオケ店の防音は何度も経験しているからご近所への音の配慮は自信がある。しかし残響のことを言われてもわからない。どの材料を使用すれば良いのかパンフレットなどを探してきてくれたらそれを購入して施工します」とのことでした。

私も防音のプロではないので、「ご近所にご迷惑をかけない・ピアノを弾いても心地よい残響にして欲しい」との希望をお伝えすることしかできません。

防音室だけ別の業者にお願いすることは不可能との返答ですので、今後どのようにしていけば良いのか困っています。

アドバイス頂けないでしょうか。

また工務店の内容での効果は如何なものでしょうか。
ペアガラスと2重サッシの効果の違いなどについても教えて頂けると嬉しいです。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
【回答】 建築家 M氏 

Rさんこんにちは
○○建築工房のMと申します。

快適に楽器を演奏するためには、おっしゃるように、音を家の外に漏らさない''遮音''と、部屋内部の''音響コントロール''の両方が必要です。

**遮音
どの程度の遮音性能を望まれますか。
グランドピアノは、音量も大きく、音域が広いので、遮音難易度は高いです。

夜中でも気兼ねなく演奏できる(音を漏らさない)レベルにするのは、結構大変です。

ある遮音性能の壁で、スキマなく覆うことが必要です。
スキマから音が漏れ、性能の弱い部分で遮音性能が決まります。
窓、扉、換気扇は要注意です。
一般の住宅サッシは余り遮音性能は高くなく、はき出し窓は、サイズが大きく、遮音性能は悪いです。

ペアガラスは2重なので遮音性能が高いと誤解されることがありますが、周波数帯によりガラスが共鳴するので、単ガラスより遮音性能が悪いです。

この点だけを見ても、工務店さんの防音仕様はNGです。

**内部音響
音楽ホールの残響は、壁面からの時間差の反射音により生まれます。
16畳位のホールと比べ小さな部屋の場合、反射が強いと、快い残響でなく、うるささだけで、非常に不快となります。

吸音が強すぎると、演奏したとき音量が出ず、頼りなく感じてしまいます。

床はフローリングで、音を反射させるので、壁1面に厚手のカーテンを設置し、コントロールするのが良いと思います。

木造住宅でも適切に設計し、注意深く施工すれば、快適にピアノ演奏できる環境は可能ですが、工務店は余り知識がないようなので、アビテックス(ヤマハ)のような防音室を使うのが無難ではないでしょうか。

参考にしていただけたら幸です。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

とまあ、こんなやりとりです。

建築家M氏の回答は、ごく妥当な内容で、問題ありません。少なくとも最後の方の「・・・工務店は余り知識がないようなので」というところまでは。

しかしその後で「アビテックス(ヤマハ)のような防音室を使うのが無難ではないでしょうか。」って。
Mさん、それはないでしょう。その前に「適切に設計し、注意深く施工すれば、快適にピアノ演奏できる環境は可能です」とお書きになっているではないですか。
だったらどうしてご自分で設計し、監理してあげようとしないのですか。どうしてアビテックスのような既成防音室(しかも値段がべらぼうに高い)をお勧めしてしまうのですか。

結局Mさんも、工務店よりは知識はあるけれども、それを行う技術力はないということをさらけ出していることになりはしませんか。
最後に「参考にしていただけたら幸です。」とおっしゃっていますが、結局なんだかんだ言っても、最後にはアビテックスにしときなさいというのなら、それ参考にもなにもならないじゃないですか。

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私どもの設計室に防音についてご相談に来られた方から、当設計室で作る防音室と、ヤマハのアビテックス(フリータイプ)とは、どう違うのかというご質問をよくいただきます。
今回はそれについて、少しご説明してみたいと思います。

私どもの作る防音室も、アビテックスも、防音に対する基本的な考え方や、壁・床・天井などの部材構成は、ほぼ同じです。
もちろん細部においては、それぞれに特徴や工夫があるのですが、遮音性能は同等で、一般的な音楽練習室として必要かつ十分な性能を有していると考えています。

違うのは、部屋の形状の"自由度"でしょうか。
特に天井の高さや傾斜などについて、設計や工事上の自由度が違うようです。
このことは、見た目の良さや部屋としてのゆったり感だけでなく、音の響き具合にも大きく影響します。
そういったことも含めて、部屋の音や響きをどう創っていくか(音場調整)という点で、アビテックスとはその手法に、やや違いがあるようです。

それと、違うのは価格です。これははっきり言って、かなり違います。

ざっとそんなところなのですが、なんだかきわめて簡略かつ曖昧なご説明で申し訳ありません。
ただ私はヤマハのアビテックスを、性能的には高く評価しています。
ですので、それと同等かそれ以上に良い性能で、デザイン的にも美しく、しかも一般の方でも手に入りやすい価格でご提供することを常に念頭において、防音室の設計と施工を行っています。

ご相談にお越しいただいた方や、お電話をいただいた方には、より詳しいご説明をさせていただきますので、どうぞお気軽にお問い合わせください。
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インターネットの住宅相談のサイトに、次のような相談が寄せられているのを読んだのですが、皆さんどう思われますか。

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ピアノが防音室に入らない!?
(広島県 40歳代 女性 自由業)

 このたび、建築家に設計を依頼して、自宅を新築しました。ピアノを弾くので、防音室を作ることにし、設計士に十分要望を伝えました。今はアップライトピアノですが、将来はグランドピアノを入れたいとも伝えました。

 いよいよ住宅が完成し、先日引っ越しをしたのですが、廊下から防音室のドアに向けて、ピアノが入らず、いったん引っ越し業者に預かってもらっています。設計事務所に連絡すると、信頼していた設計士からは連絡もなく、事務員の対応は謝罪どころか「グランドとは聞いてなかった。サイズを聞いてなかった」など逆にこちらの方に高圧に対応してきます。

 ピアノを弾く者にとれば何よりも大切なピアノです。今どうしているのかと心配なぐらいです。どうすればいいでしょうか?

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私が思うに、ピアノが部屋に入らなかったのですから、投稿された方はその部屋ではまだピアノは弾いていないのでしょう。しかしもし弾いていたとしたら、その音にもっと失望されたのではないでしょうか。
だって、ピアノが入るかどうかが判断できない(あるいは考えが及ばない)設計士が、その部屋でピアノがどんな音で鳴るかを考えたり判断したりすることが、できるわけがないじゃないですか。

こと「音」に関する限り、建築家であれ、一級建築士であれ、信じてはいけません。
ましてやハウスメーカーや工務店の営業マンや下請け設計士を決して信じてはいけません。
でないと、高いお金をどぶに捨てることになるばかりか、耳と心の苦痛を同時に味わうことになります。

ではどうすればいいのか。
ベストの方法は、私たちの設計室に相談することです。
このように書くと、我田引水のように聞こえるかもしれません。 はい、我田引水です。

でも、私は自分自身も大の音楽ファンであり、楽器の演奏も未熟ながらたしなんでいますので、良好な響きの部屋で楽器を奏でたり歌を唄ったりすることが、どれほど心地よいかということを知っています。(またその逆のことも)
そして設計技術者としてそのためにはどうしたらいいかということも知っていますし、身近に経験豊かな音響工事のスタッフもいます。
ですから、音楽家の方々や同好の皆さんが、せっかく作られた音楽室やレッスン室のことで、がっかりされたり失望されたりされるのを看過することは、どうしてもしたくないのです。

だからあえて我田引水をしています。
どうぞいつでもお電話かメールでご相談くださいね。
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先日、私の愛読書のなかで真っ先に挙げた、陶淵明の「桃花源記」
ご存じのとおり、桃源郷の物語で、ある漁師が小舟で途に迷って川を上流の方に漕ぎ進んで行ったら、桃の花がたくさん咲いているところの奥に見知らぬ村があって・・・というお話。
不思議と心の琴線に触れるものがあるんですよね。
これについて、とても素敵はアニメ動画がYOUTUBEにアップされているので、ご紹介します。

toukagenki.jpg
http://www.youtube.com/watch?v=ZHPQchQgTVc
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つげ義春が芸術新潮に!

2014/02/02 Sun 19:41

前回の記事の「私の愛読書」の中で、つげ義春の漫画をあげた。それについては、以前にこのブログでも書いたことがあるが(2009/11/01,2009/11/02)、なんとなんと、あの「芸術新潮」の本年1月号が、つげ義春特集なのであった。
そして私の好きな名作「紅い花」が全編原画によって掲載されている。
すごいじゃないか、ついにやったね、つげ義春!

IMG_3048.jpg

この表紙になっているのは「ねじ式」という漫画の一場面。
「ねじ式」は、当時は他に例を見ないシュールな内容で、作者の代表作としてしばしば採り上げられるのもわからないではないが、私は「紅い花」や「無能の人」といった作品のほうが好き。
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私の愛読書

2014/01/31 Fri 20:08

私は本が好きで、毎日暇があれば本を読んでいるのだけど、べつに読書が趣味というわけではない。私にとって読書とは、毎日ご飯を食べるのと同じようなもので、まあいわば暮らしそのものなので。

それで先日ある地方ラジオ局の番組に出演したときに、アナウンサーの人に遠藤さんの愛読書は、と訊かれて、その時に挙げたものを記すと、

陶淵明「桃花源記」
与謝蕪村の俳句
鴨長明「方丈記」
つげ義春「無能の人」「紅い花」など


それから家に帰ってきて、もう少し考えてみたら
連城三紀彦の「戻り川心中」などの推理小説的短編
浅田次郎の「霧笛荘夜話」や「鉄道員(ぽっぽや)」などの短編

はよく読む。

まあ、とりとめのないような選択だが、私なりに一貫性はあると思っている。
なんとなく崩れそうで崩れないみたいで、やっぱり崩れているという、そんなとこかな。
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私の設計室は、ホームページを見て設計相談に来られる方が多いのだが、先日クローバーズという会社から電話がかかってきて、SEOを行うことによってyahooやgoogleの検索順位を大幅にアップすることができるので、説明に行かせてほしいということだった。
私も一応SEOの基礎的な知識は持っているつもりなのだが、プロの会社がどんなことをするのか興味があったので、来てもらった。
それで説明を聞いたのだが、お金が高い!契約金40万円と月々6万円の5年契約が基本ということ。つまり合計400万円払うことになるわけだ。5年で400万円だから、年間80万円だ。
私の仕事は、設計監理一式の仕事を受注できると少なくとも200万円の売り上げになる。その内、外注費が50万円くらい必要なので、こちらに残るのは150万円くらいだ。
ということは、SEO会社に年間80万円払っても、それで1年に1件でも受注が増えれば70万円の増収になるわけだ。それだけ見ると悪くないようにも思う。
ただ、問題は本当に検索順位が上がるのかということと、もし上がってもそれが受注に結び付くのかということだ。そのSEO会社は、どちらについても保証してくれるわけではない。契約して、全然期待通りの結果にならないということもあり得るわけで、それでも契約したら5年間400万円を払わなければならない。(悪い会社だったら、契約だけして何もしてくれないかもしれない)ちょっと危険なのではないか。
現在、私の設計室のサイトは、「設計事務所 神戸」というキーワードで35位くらい。「住宅設計 神戸」で12位くらい。「設計事務所 幸福」「設計事務所 提言」では、いずれも1位だ。
「設計事務所 神戸」で、もう少し上位に上がりたいなとは思うけど、それで受注が増えるともあまり思わない。
私の設計室のサイトは、住まいについての論文やエッセイ、それと実作の写真が中心なので、他の設計事務所などの自己宣伝的なものに比べると独自性がある。だから順位に関係なく、興味がある人は読んだり見たりしてくれていると思う。
アクセス数(ユニークアクセス)は毎月500件くらいで、これは多いのか少ないのかわからないけれど、文章をじっくり読んでもらえているか、写真をじっくり見てもらえているかがかんじんなので、アクセスしても、一瞥しただけでサッサと次に行ってしまわれては意味がない。(それでもアクセス数としては同じようにカウントされる)
でも皆さんどうしているのかなあ。やっぱり上位表示されているサイトは、クローバーズみたいなSEO会社にお金を払って検索順位を上げてもらっているんだろうか。
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