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建築家であり 音楽愛好家でもある 私の雑記帳

エレベーターの開閉表示

昔からズーと気になっていることがあって、それは何かというとエレベーターの押しボタンの開閉表示なのである。
下の写真のどちらが「開」でどちらが「閉」かというと、左が「開」で右が「閉」である。なぜかというと、マークの三角は矢印を表わしていて、それが左のボタンは外を向いており、右のボタンは内を向いているから、左が「開」で右が「閉」という理屈である。

エレベーター

しかし、私はとっさの時に、右が「開」で左が「閉」に見えてしまう。ドアが閉まりかけていて、誰かが乗ろうと走ってきたときなんかに、開けてあげようと思って、とっさに右のマークのボタン(つまり「閉」)を押してしまうことがある。皆さんは、そんなことはないだろうか。

これをある友人に言ったら、「そうだなあ。たしかに右のマークの方が発散的だよなあ。」と言った。(彼はカメラの設計をしている。カメラにも、マークのついた押しボタンがいろいろある。)

そうなのだ。明らかに右ボタンのマークの方が、“開く”という感じがある。つまり、三角は矢印で・・・という“理屈”と、視覚的な“感覚”とが、齟齬をきたしているのだ。
私は、これはエレベーターという、安全性を重視しなければならない設備において、大きなデザインミスではないかと思う。

久しぶりに政権交代もあったことだし(関係ないか)、この際、エレベータメーカーには、理屈と感覚の一致した、分かりやすくて間違いの起らない新しいマークを考案してもらいたい。

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プロフィール

 遠藤 真

Author: 遠藤 真
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建築家(一級建築士)
建築音響アドバイザー
兵庫県神戸市在住
遠藤 真・安田倫子 設計室
主宰
http://www.me-arch.jp/
Eメール: endo@me-arch.jp
あしたの住まい・設計フォーラム
代表
------------------
音楽演奏家(アマチュア)
主にバロック音楽奏者として
ヴィオラ・ダ・ガンバ
フラウト・トラヴェルソ
ブロックフレーテ(リコーダー)
を演奏
神戸ホルボーンアンサンブル主宰
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